・湖面標高656.84m・湖面面積 4.43km2・湖岸線長 15.60km・最大水深 38m位・透明度 5.5m-7m 

●現在の野尻湖
長野県の北の端、新潟県との県境近くにある湖で、長野県上水内郡信濃町に属します。西には、妙高・黒姫・飯綱山が南北に連なり、東には斑尾山があり、これらの山々に囲まれた湖面標高657mの湖です。 長野県では、諏訪湖に次いで2番目に大きく、その形が芙蓉の花に似ていることから、別名芙蓉湖ともいわれています。野尻湖の水は、東北電力池尻川発電所や灌漑用水の水利組合、長野市上水道などに利用されています。 生息する魚類は、ワカサギ・ハヤ・コイ・フナ・ソウギョ・ブラックバスなどです。バスの導入によりシーズンになると、連日釣り客で賑わっています。また、野尻湖はナウマンゾウ・ヤベオオツノシカの化石や遺跡群が数多く産出しており、 1962年から本格的な発掘調査が行われています。野尻湖は、第四紀の研究において、世界的にみても非常に貴重な場所となっています。


●基準水位(湖面標高)
平成3年12月から平成10年5月までの野尻湖揚水所の毎月の平均水位データにより求めました。その結果、東京湾平均海面上656.84mを野尻湖の基準水位(湖面標高)と考えています。


●底質分類
詳しくは今後の粒度分析によりますが、湖岸沿いの浅い部分は、砂・礫質であり、深い部分は、泥質に分類されます。

               

以上資料は国土地理院

●野尻湖の誕生
野尻湖ができる前は斑尾火山や周辺の火山により深い谷が東西方向に形成されていました。7・8万年前、 黒姫火山の噴出物で谷がせき止められ広い地域に湿原ができ寛ノ木層という地層が堆積しました、この堆積層を検証すると野尻湖の原型・寛の木湖が推測されます。 そのころ古野尻湖は東南方向に拡大していき、4・5万年前現野尻湖の西側の仲町丘陵(R18の近辺)が隆起し始め東側現野尻湖方面と池尻川方面がほそい水路で分断され、 現野尻湖側が沈降して深い野尻湖が形成されて来ました。野尻湖は湖水面積の2.3倍の集水域しか持っておらず流入土砂の量が少なく永い年月の間埋積される事無く存続し続けたのです。

・「野尻湖の自然と人間」信濃町立野尻湖博物館発行・「最終氷期の自然と人類」野尻湖発掘調査団著